Ligament injury of the knee - ヒザの靱帯損傷

ケガの仕組み

ヒザの靱帯損傷

急なストップ動作や方向転換の際、膝をねじることで発生します。外側、および内側側副靱帯は、膝が左右にグラつくのを抑え、前十字靱帯は膝から下が前に出ないようにストッパーの役割を果たしています。さらにこれらと、後十字靱帯で膝の安定性を保っています。
内側側副靱帯や前十字靱帯が断裂してしまうと、膝の安定性が失われ、踏み込みや切り返しが困難になるのはもちろん、半月板の損傷など、合併損傷を引き起こすこともあります。主にハムストリングスを鍛えることが予防につながります。

ヒザの靱帯損傷の受傷原因

ヒザの靱帯損傷の受傷原因

サッカーにおける膝の靱帯損傷では、内側側副靱帯の損傷が最も多く、次いで前十字靱帯損傷(断裂)が多いと言われています。内側側副靱帯は、膝の外反(膝から下が外側に持っていかれる)が原因となる場合が多く、例えば2人の選手が同時にボールを足の内側で蹴った際に受傷するケースが考えられます。 前十字靱帯に関しては、接触プレーではなく単独で受傷するケースがほとんどです。身体をひねっての方向転換(カットイン)や、ジャンプの着地時に起こりがちです。近年の研究で、膝から下が内側に捻られ、さらに膝が内側に倒れ込む(ニーイン)動作が前十字靭帯損傷を引き起こすことがわかってきました。こうした危険動作を避けるためにも、日頃から筋力を強化する必要があり、予防トレーニングが注目されています。

復帰までの流れ

内側側副靭帯損傷では主に手術はせず治療しますが、前十字靭帯断裂後はほとんどが手術となります。受傷後は、すぐにアイシングを行いつつ固定します。それから患部にできるだけ負担を掛けないように免荷をし、ドクターの元で手術を受けるのが一般的です。術後は病院で理学療法士、チームではトレーナーの指導を受けながらリハビリテーションを行います。競技復帰までには6〜8カ月ほど必要とします。大会や学校のスケジュールなどと調整し、いつ、どのような手術を受けるのかも考えましょう。
早期復帰を目指すには筋力を取り戻すことが重要です。柔らかいボールやクッションなどを膝の下に敷きつぶすように動かす「クワードセッティング」や、座った状態で膝を曲げ伸ばしする「ヒールスライド」などが主な方法です。また、再受傷や2次的なケガの予防のために体幹を鍛えることも大切です。(→体幹参照

予防トレーニング

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