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テニスのインストラクターです。テニス肘の対処法とテニス障害の最近の傾向をジュニアとシニアに分けて教えてください。 |
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テニス肘(Tennis elbow)は別名、上腕骨外(内)上顆炎〈じょうかえん〉といい、前腕伸筋(屈筋)筋腱付着部の炎症(いわゆる腱鞘炎〈けんしょうえん〉と同じ)で、テニスで最も頻度が高い障害です。ボールインパクトの衝撃を手首で受け、そのストレスが筋付着部の肘にまで及ぶことで起こる障害です。 |
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上級者より初中級者のほうが罹患しやすく、障害=テクニックの未熟を反映しています。使いすぎによる症状ですが、親指側の肘外側が痛むタイプ(バックハンドストローク/写真1)と小指側の肘内側が痛むタイプ(フォアハンドストローク/写真2)とに分かれます。誘因として、ラケットの質(衝撃吸収性の良否)やガットの硬さ、またこれらが破損していて、衝撃吸収が悪い場合などが考えられます。
対処法は第1に練習前後のストレッチングが挙げられます。肘だけでなく、肩から手首や指までの屈伸、前腕の回旋ストレッチが有用です。具体的には右肘を伸展位にて前腕の回内(写真3)、回外(写真4)は左手で抵抗をかけて右手を牽引しつつ行うと、手→肘→肩までストレッチされます。手首の背屈ストレッチも有用です(写真5)。
プレーの合間にも積極的に行いましょう。練習後のアイシングも重要です。練習時間の短縮に努め、肘のサポーター(テーピング)のみならず手首の固定も必要です(写真6)。
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最近のテニス障害の傾向としては、速いサーブやスマッシュのために肩棘上筋炎(インピンジメント症)が、またトップスピンワイパー式スイングのために手首の障害が増加しています。
ジュニアでは、肘を曲げての両手打ちが普及しているため、肘障害は減少していますが、シニアでは相変わらずシングルハンド(肘伸展)の選手が多く、テニス肘の原因となってます。テニス障害にはほかに腰痛(筋膜性腰痛、腰椎分離症、椎間板ヘルニア)、膝痛(半月板損傷)、足関節捻挫があります。テニスは敏捷性重視のためか、トップクラスでも、身体の硬い選手が多いので注意してください。 |

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| (林光俊・杏林大学医学部整形外科、全日本男子バレーボールチームドクター)
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