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月刊コーチングクリニック誌「スポーツの鉄人に聞け!」に掲載されたQ&A集、
および当ホームページに寄せられたご質問とご回答をご紹介します。

マッサージのポイント

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Question
マッサージにはどんな効果がありますか。また、行うときに注意すべきことはありますか?

Answer
マッサージは、スポーツ選手のコンディション調整の手段として、一般的になっています。 

マッサージの主な効果
(1)新陳代謝を促す
マッサージにより、血液やリンパの循環を促し、その結果、老廃物や疲労物質を排除し、代わって新鮮な酸素や栄養素が組織へ運ばれ、疲労が回復します。

(2)神経の機能を高める
「軽い刺激は神経の機能を高め、強い刺激は神経の機能を低下させる」という働きから、マッサージによる適切な刺激は、神経系の機能を高めることが可能です。特にスポーツ活動においては、神経−筋の機能に作用し、筋肉の働きを向上させることができます。

(3)リラクゼーション
心地よい、優しいマッサージは精神的な安定を促し、リラクゼーションの効果があります。
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マッサージのポイント
 マッサージは、行う状況(試合前と後など)に応じて、手技や方法が違ってきます。間違った方法をとると、パフォーマンスの低下を招くので正しい知識を用いて、コンディション調整の手段としてください。

(1)試合・練習直前のマッサージ
・ウォームアップの補助として、全身の筋肉や神経の調整を目的に行う。
・手技は、軽擦法や振せん法を中心に、軽めに行う。
・時間は、局所3〜5分、全身10〜15分。長時間行うと筋肉が緩みすぎてしまうので注意する。

(2)試合・練習中のマッサージ
・ハーフタイムやベンチで、短時間に疲労回復の目的で行う。 
・行い方は、直前のマッサージと同じ。
・急性外傷の場合は、マッサージを行ってはならない。

(3)試合・練習後のマッサージ
・疲労回復、障害予防を目的として行う。
・手技の制限はないが、精神的にもリラックスするように気持ちよい手技を用いる。
・時間は、全身30〜60分。
・種目特性を考慮して、疲労しやすい部位は特にていねいに行う。

(4)マッサージを行ってはいけない場合
・受傷直後、発熱時、皮膚の異常がある場合、及び飲酒時。
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マッサージの主な手技
 主な手技について説明します。
(1)軽擦法〜さする
対象となる部位を、末梢(身体の先端)から中枢(心臓部)へ向かって「さする」手技です。 手を皮膚に密着させ、軽く圧をかけて行うのがポイントです。マッサージは「軽擦法に始まり軽擦法に終わる」といわれ、最も基本となる手技です。手のひらで行う手掌軽擦法のほか、母指軽擦法、手根軽擦法などがあります。

(2)揉捏〈じゅうねつ〉法〜もむ
筋肉のコリをほぐしていくのがこの手技です。筋の走行に沿って行います。
大きな筋肉には、筋肉をつかむようにして揉んでいく揉捏法、小さい筋肉や腱には、母指と示指(人差し指)ではさんで揉んでいく二指揉捏法などがあります。

(3)叩打〈こうだ〉法〜叩く
対象となる部位を、リズムよく軽く叩く手技です。手指を軽く握り小指側で行う手掌叩打法(肩を叩くときの方法です)、合掌して小指側で叩いていく合掌叩打法などがあります。

(4)圧迫法〜押す
対象となる部位を、手掌や母指で押す手技。経穴〈けいけつ〉(ツボ)に沿って行うと効果的です。持続圧迫法と間欠圧迫法とがあり、持続圧迫法は4秒ほど続けて圧迫します。間欠圧迫法は圧迫と弛緩を繰り返します。

(5)伸展法〜伸ばす 
ストレッチングのことです。

(6)振せん法〜震わせる
対象となる部位を、リズムよく細かく震わせます。手や足を引っ張りながら震わせる牽引振せん法などの手技があります。
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(高橋仁・日本工学院八王子専門学校健康スポーツ科学科専任教員)
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