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ユースのサッカーチームでコーチをしています。ある選手が足背部に痛みを訴えたので病院で診察を受けたところ、「疲労骨折の疑いがある」と言われたそうです。練習を1週間休むと痛みが軽減したので復帰すると、再発しました。コーチとしてどのような対処をすればよいのでしょうか。 |
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●疲労の蓄積
疲労骨折などのオーバーユースの障害を予防するには、疲労を蓄積しないことが先決です。
●体形的な特徴
足部の形態的な特徴がゆえに、足裏全体で体重の衝撃を吸収して逃がしたりできず、ある1点に何度も負担がかかりそうな場合は、体形的な特徴に合わせた予防法をとるべきです。
●動きの特徴
スポーツ障害の原因となりかねない、バイオメカニクス的に無理がある動きは早めに修正してください。
●フットウエア
正しいサイズと足の特徴に合ったシューズを選ぶことが大事です。ふだんからラスト(型紙)や中敷きにも気を配るなど、可能な範囲での工夫と研究が不可欠です。 |

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●応急処置
まず炎症を起こしているであろう部位をアイシングし、骨シンチグラムをもつ総合病院で診察を受けます。明らかな疲労骨折だと診断されたら、しばらく休養をとるべきでしょう。
治療期間中には痛みの程度にもよりますが、アイシング以外に消炎鎮痛剤の塗布、足底のマッサージ、温水浴、交代浴、超音波治療などを行います。
復帰時期については、以前は自己申告を信じて治癒や痛みの程度を判断していましたが、最近では医療技術が進歩して、MRIや骨シンチグラムなどで身体の内部がわかるようになりました。ドクターのゴーサインを守り、フライングをしないようにしましょう。
●コンディショニング
足を地面につけられないほどの強い痛みがある期間でも、足部以外のトレーニングは続けてください。その間、痛みのある足部のトレーニングも可能な範囲で処方していきます。足関節の底屈、背屈、回内、回外、足趾〈そくし〉のトレーニングなどは座位で、足趾を鍛えるために、マーブル拾いやタオルギャザーなどを行うこともあります。
足を地面につけて歩ける程度になったら、積極的に体重を乗せるトレーニングを行います。足裏全体が地面についた状態で行う一般的なトレーニングに、足部に体重支持のみの二次的な刺激を入れることから始めます。次にカーフレイズやアンクルバウンス、踵〈かかと〉歩行やつま先歩行、速歩きと段階を経て、シャッキング、ジョギングへと進みます。
コンディショニング・プログラムでは、あくまでも徐々に負荷をかけていくことが大事です。「大丈夫そう」と見切り発車をして、激しいトレーニングを行うことのないようにしましょう。
●再発予防
前述したすべての予防項目を再度チェックし、問題がなかったか検討します。指導者による練習やトレーニング量のさじ加減も鍵を握りますが、いうまでもなく体重の管理が大事です。
競技復帰の再開テストについては、片足ホップやランニング、方向転換、そして種目の特徴的な動きなどのテストをクリアすればOKとします。また、再発予防措置としてのテーピングは独自のものになります。
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| (岩崎由純) |